【超効率】長期記憶のしくみをわかりやすく解説!忘れない脳をつくる方法

キツネさん

試験勉強や仕事の内容はできるだけ忘れたくない…!

そのためには「長期記憶」がカギだと聞いたけど本当かな?

活用方法も知りたいな。

「長期記憶」という単語は知っているけれど、明確な定義や活用方法までわからない人は多いのではないでしょうか。

今回は、長期記憶を含む3種類の記憶について解説します。

またどのようにインプットすれば長期記憶を活用できるかもお伝えしますので、最後までご覧ください。

長期記憶をうまく使えば何事もサクッと覚えられるので、余った時間で趣味や遊びに没頭できるはずです!

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監修者情報

株式会社Art Of Memory

吉野式記憶術、宮地式脳トレ記憶術、VR記憶術など、記憶や脳に関するコンテンツを数多く手掛ける記憶のエキスパート。


キツネさん

手っ取り早く長期記憶の方法を知りたい方はこちらからどうぞ。

なお、記憶力の上げ方については記憶力を上げる方法とは?|誰でもできる記憶向上テクニックを紹介の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

記憶の3つの分類と例(心理学)

3種類の記憶とは以下の通りです。

  • 感覚記憶
  • 短期記憶
  • 長期記憶

各記憶の特徴を知れば、場面に応じて使い分けができます。

例えば短期記憶は一度に記憶できる量が決まっています。

大量のデータを短期で記憶したいなら、覚え方を工夫する必要がでてきます。

この特性が分かっているのといないのとでは、記憶効率にも差が出るでしょう。

それぞれ詳しく解説していきます。

感覚記憶

感覚記憶は五感による記憶で、保持できる時間は1~5秒程度と言われます。

五感とは?
  • 視覚(目)
  • 聴覚(耳)
  • 嗅覚(鼻)
  • 聴覚(耳)
  • 触覚(皮膚)

以上の5つ。どれも生存のために使われる、原始的な情報獲得手段。

記憶保持が数秒と短いのは、そもそも保持することを目的としていない記憶だからです。

例えばあなたが電車に乗っているとします。

  • 車窓に流れる街の風景
  • ガタンゴトンと繰り返される音
  • 乗り合わせた人たちの顔

これらの情報を覚える必要はありませんよね。

こんな不要な記憶を全てキープしていたら、いくら高性能な脳でも処理オーバーでパンクしてしまいます。

だから感覚記憶は忘れることを前提とした記憶になっています。

短期記憶

短期記憶は“ふせんメモ”のような記憶です。

記憶の保持は一時的であり、前述のように多くの情報を扱うことはできません。

記憶できる量は個人差がありますが、おおむね5〜9チャンク(かたまり)だと言われています。

短期記憶の例
  • 電話中に聞いた別の友人の電話番号
  • この後に乗る新幹線の号車と座席番号
  • 10分後に行われる英単語小テストの内容
  • いきなり予定に入った友達との約束の日時と場所

これらの情報はほんのしばらくだけ覚えればOKですよね。

必要がなくなれば、ふせんをパラっと剥がすように脳から消えてしまいます。

このように短期記憶には量の限界があるので、忘れたくなければノートにまとめたりスマホにメモしたりする必要があります。

とはいえ、歴史の受験勉強のように「覚えておきたい記憶」は、短期記憶にして消えてもらうと困ります。

そこで「長期記憶」に変換しなくてはいけません

この方法については後述しますね。

キツネさん

短期記憶は感覚記憶よりも長いけれど、しばらくすると消えてしまう点は同じですね。

ちなみに短期記憶が苦手な人も、鍛えることができますよ。

くわしくは下記の記事で解説していますので、参考にどうぞ。

関連記事:生活に欠かせない短期記憶のメカニズムと鍛え方を徹底解説!

長期記憶

長期記憶は、あなた部屋の壁に貼られたポスターのようなものです。

脳にいつも保存され、取り出そうとしたら瞬時に思い出せる情報です。

特に意識されずともずっとそこにあり、必要な時にはいつでもパッと見ることができる…そんな存在ですね。

ふせんのように短期間で脳から剥がれて消えてしまうこともありません。

  • 自転車の乗り方
  • 自分や家族の名前
  • 何度も繰り返し歌った母校の校歌
  • プロ野球選手にとってのボールの投げ方

これらの情報は身体に染み込んでいるので、忘れようと思っても忘れられません。

ほぼ無意識に引き出せるので、時間も体力も使いません。

勉強や仕事の内容も、意図的に長期記憶に変化させることができれば、効率が格段に上がります。

キツネさん

とはいえ、そんなに簡単にできるなら、世の中は秀才だらけになるはずでは?

そうならないのは、長期記憶のメカニズムをわからないまま記憶しようとしている人が多いからです。

長期記憶のさらなる2分類

ほぼ無意識に引き出せる長期記憶ですが、さらに大きく2つに分類できます。

  • 陳述記憶・・・言葉で表せる記憶
  • 非陳述記憶・・言葉では表せない記憶

この2つはコインの表と裏のようなものです。

何かを覚えるときは、陳述・非陳述どちらかの記憶が使われます。

それぞれどのような特徴があるのでしょうか。

陳述記憶

陳述記憶は言葉を使った記憶です。

  • 新しい言葉を知る
  • 体験を言葉にして残す

こういうときは、言葉が必要ですよね。

英語を学ぶなら、まず最初は日本語を通して学ぶでしょう。

新しくピアノを始めるとしても、最初は先生から指づかいの説明を受けるはずです。

「言葉を通じて学ぶ」という特性から、語学やデータ系を扱う時に意識したい記憶です。

非陳述記憶

非陳述記憶は言葉にできない記憶です。

  • 自転車のバランスをとる
  • 梅干しを見ると唾液が出る

これらは身体が慣れてしまい、なかば無意識に呼び起こされてしまう記憶です。

自転車のバランスのとり方は言葉にできる部分もありますが、ほとんどは感覚的に身につく記憶です。

また梅干しを見ると、酸っぱい味が記憶から取り出されて唾液が出ます。

これらは陳述記憶よりも記憶の定着が強いのですが、一方で定着するまでに時間がかかるという特徴があります。

身体に馴染むレベルまで求めるなら、非陳述記憶を意識しましょう。

例えばもし英語を母国語並に身につけたいなら、非陳述記憶のレベルまで到達できるのが理想的です。

無意識にペラペラと英語が出てくる…そんな状態になりたいですよね。

キツネさん

非陳述記憶は身体に刻まれたタトゥーのようなイメージですね。

記憶の4つのプロセス

一般的に記憶は、以下のプロセスで行われます。

  1. 記銘
  2. 保持
  3. 想起
  4. 忘却

参照:記憶の概要 | 三京房 心理学事典

このプロセスを知っておけば、今学んでいる事柄がどの段階にあるかを意識できるかと思います。

メカニズムを知っておくことで、効率的な学習ができるはずです。

記銘、保持、想起、忘却

あなたが歴史の勉強をしていると仮定して、4つのプロセスを見ていきましょう。

STEP.1
記銘

記銘は情報をインプットした段階です。

  • 社会の授業で「徳川家康は愛知県の三河に生まれ、6歳のときに誘拐されている」と習った

情報を言葉として取りこんだ段階ですね。

ここから記憶のプロセスがスタートします。

STEP.2
保持

情報を覚えようとキープしている状態が保持です。

  • 家康は愛知生まれだ
  • 6歳で誘拐された

取りこんだ情報を覚えやすく加工して記憶します。

STEP.3
想起

覚えた情報を思い出すことを想起といいます。

  • テストで「家康の出身地は?」と問われ、思い出して回答した

このとき、保持された情報を想起しています。

STEP.4
忘却

忘却は保持されていた記憶を想起できない状態をさします。

テストで問われなかった「家康は誘拐された」という情報は、記憶からなくなり想起されなくなります。

ちなみに保持→想起のプロセスを繰り返すことで、短期記憶だった情報が長期記憶へと移行します。

いったいなにがきっかけで移行するのでしょうか。

そこには「海馬」という脳の器官が強く関係しています。

長期記憶に重要な海馬

海馬は短期記憶の保存場所です。

ですが、必要に応じて情報を長期記憶へと移行させる判断も担っています

海馬の役割
  1. 短期記憶として情報を保存
  2. 情報によって短期記憶か長期記憶かを判断
  3. 大脳(長期記憶の保存場所)へ送信

海馬が「記憶の番人」とも呼ばれているのは、「短期記憶を長期記憶に移行すべきか」の判断を厳しく行なっている器官だからですね。

「これは長期間保存すべし!」という判断がなされた情報は、長期記憶の保存場所である大脳へ送られます。

つまり、海馬をうまく騙して「長期記憶にすべき情報ですよ!」と判断させることができれば、あなたが覚えた勉強内容が消えることがないわけです。

では、どうすれば海馬を騙せるのでしょうか。

海馬が重視する長期記憶になりやすい情報

海馬が「これは長期記憶が適当」と判断しやすい情報の例は、以下のとおり。

  • 生命に関わる情報
  • 強い感情が想起される情報

生命に関わる情報は忘れると死につながるからです。

たとえば場所に関する情報です。

人間がまだ文明を持たなかった時代、次のような情報は生命線と言えるはずです。

  • 野生動物に襲われやすい場所
  • 自然災害が起こりやすい場所
  • 豊富な食料がとれる場所

こういった情報を覚えていられない人間は、自然淘汰されていったことでしょう。

場所に関する情報は長期記憶になりやすいのです。

また、強く感情が揺さぶられた瞬間も忘れることができないものです。

たとえば試験で100点をとったときの喜びや、大切なペットを亡くした時の悲しみなど。

そこには努力や愛情が含まれるストーリーがあるはずです。

こういった喜怒哀楽が含まれた記憶も、短期ではなく長期記憶となります。

キツネさん

なるほど、「場所や喜怒哀楽」と「情報」をつなげてしまえば、長期記憶になりやすいわけですね。

短期→長期記憶に移行するメジャーな記憶法

場所・感情を動かすストーリーを使って、海馬を騙す

これが記憶を長期間保持するための方法につながります。

そんな難しそうなこと、本当にできるの?

と思われるかもしれません。

確かに「脳の器官を騙す」なんて言われると、科学者でもない私たちには難しそうですよね。

でも、実はそうでもないのです。

正しい記憶法を知ることで、効率的に長期記憶を作り出せるのです。

長期記憶に移行する代表的な記憶法

日常で使いやすい記憶法は、以下のとおり。

  • ストーリー法
  • ゴロ合わせ法
  • 場所法

ストーリー法は一番手軽に使えます。

「徳川家康」「愛知県出身」を覚えたいなら、徳川家康が味噌カツときしめんを食べているストーリーを作ってみるのです。

「バカらしい!江戸時代にそんなものあるわけない!」と感情が動いたらしめたものです。

ゴロ合わせ法なら、「愛を知ったよ徳川家康」とするとリズムも良くて覚えやすいですね。

場所法は、もっと抽象的な概念をたくさん覚える時に効果的ですよ。

詳しくは以下の記事で解説をしています。

関連記事:瞬間記憶力は特殊能力なの?後天的に身につける方法と鍛え方

ゴロ合わせは資格試験でも鉄板

上記のゴロ合わせは「794(鳴くよ)ウグイス平安京」のように、学生が使うイメージが強いですが、実は多くの社会人が資格取得の勉強をする際にも利用しています。

それだけ効果が期待できる記憶法ということですね。

例えば以下のサイトでは、社会人に人気のいろいろな資格のゴロ合わせの学習方法がまとめられています。

絵コンテ法

もっと強く記憶に残したいときは、絵コンテ法が効きます。

絵コンテ法は、吉野邦昭氏が開発した方法です。

吉野邦昭氏とは?
  • モットーは「落ちこぼれゼロ」
  • 小学生から91歳まで再現可能な記憶術を考案
  • 累計8万人以上の指導実績
  • 『イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880』は13万部の大ヒット

絵コンテ法は、具体的な絵(シーン)が思い浮かぶように語呂を合わせる方法です。

たとえば、remedy(療法)は以下のように覚えます。

  • 整骨院にいったら、冷麺で(remedy)直す療法を行おうとしてきて驚いた!

「えっ、冷麺で!?」と感情が動くうえに、背中に麺を丸めて乗せようとする、変なワンシーンが頭にうかびませんか。

参照:【超必見】誰でもできる記憶術とは?絵コンテ法編

キツネさん

どうしよう、絵コンテ法で「remedy」の意味が頭から離れなくなってしまいました……。

また、以下のサイトにも記憶に残りやすいイラスト(アニメ)による英単語、イディオムの覚え方がまとめられています。ぜひ、参考にしてください。

まとめ

人間の記憶容量は非常に大きいと言われています。

しかしどれだけ覚えようとしても、長期記憶にならなければその情報はいずれ忘れてしまうでしょう。

そうならないためには記憶術を使って、効率よく長期記憶に導く必要があります

今回紹介した記憶術をもう一度まとめておきます。

キツネさん

限られた時間をムダにしないためにも、ちょっとでも工夫して学習していきたいですね。

ちなみに、記憶力をあげたいなら宮地式記憶術という記憶術もおすすめです。

記憶術は科学的に裏打ちされたスキルなので、誰でも習得できるメリットがあります。

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