エビングハウスの忘却曲線|よくある間違いや勉強での生かし方を紹介

キツネさん

エビングハウスの忘却曲線、一応知識としては知っているけれど、活用法と言われるとよくわからないかも……

「エビングハウスの忘却曲線」について、学校や塾などで一度は聞いたことがあるという方は多いかもしれません。

しかし実はこの忘却曲線については、誤った解釈が定着していたり、十分に活用できていなかったりする場合が多いのです。

そこで今回の記事では「エビングハウスの忘却曲線」について、よくある間違いや、勉強・ビジネスでの生かし方も合わせて解説していきます。

正しく活用できれば記憶力アップにもつながるので、ぜひ参考にしてみてください。

記憶力とIQが上がる講座プレゼント中!

 

記憶力を良くしたい...」と悩んでいませんか?

テレビでも取り上げられた記憶のスペシャリストによる特別レッスンを期間限定で無料開講しています!

\東大生も推薦!/

記憶力をあげる方法を見る

※サービスはすべて無制限、0円でコンテンツをご覧いただけます。

監修者情報

株式会社Art Of Memory

吉野式記憶術、宮地式脳トレ記憶術、VR記憶術など、記憶や脳に関するコンテンツを数多く手掛ける記憶のエキスパート。


キツネさん

活用法をいち早く知りたい方は記事の後半からどうぞ!
なお、記憶力の上げ方については記憶力を上げる方法とは?|誰でもできる記憶向上テクニックを紹介の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

エビングハウスの忘却曲線とは

まずは「エビングハウスの忘却曲線」の概要から見ていきましょう。

「エビングハウスの忘却曲線」とは
  • ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが提唱
  • 時間の経過と記憶の関係を表した曲線のこと

エビングハウスは実験を通して「人の記憶は時間が経つとどうなるのか」を、以下のような形でグラフに示しました。

この忘却曲線は一般的に「人は記憶を時間と共に失っていく」ことを、実験によって可視化したものとして使用されています。

エビングハウスの忘却曲線のよくある誤解

このエビングハウスの忘却曲線を「一度は目にしたことがある」という方も多いかもしれません。

しかし実は、この忘却曲線については元々の考え方からずれた解釈がされている場合や、大事な前提が抜けたまま説明されている場合が多いです。

より深く理解して正しく活用するために、ここでエビングハウスの忘却曲線に対するよくある誤解を解消しておきましょう。

参照:一般社団法人 日本経営心理士協会

グラフの縦軸は「節約率」

先ほどのグラフを縦軸に注目してもう一度確認してみてください。

この「節約率」という言葉にピンとこない方は、エビングハウスの忘却曲線のことを誤解しているかもしれません。

忘却曲線における「節約率」とは
  • 最初と2回目以降の暗記にかかる時間を比較して、節約できた時間の比率のこと
  • 「節約率」の計算式
    (1回目の暗記にかかった時間 – 覚え直すのにかかった時間)÷ 1回目の暗記にかかった時間

エビングハウスの忘却曲線は、縦軸を「覚えている記憶の量」と捉えている方が多いです。

しかし、実際は「1回記憶したことを再度覚え直す際にどれくらい時間を節約できるか」を示しています。

例えば…

1回目の暗記に10分かかった
⇨20分後に覚え直す場合は、10分の58%の時間を節約できる
⇨20分後には4.2分で覚え直すことができる

まずはこの誤解を解くことが、エビングハウスの忘却曲線を正しく活用する第一歩です。

実験で覚えたのは「無意味な単語」

エビングハウスの忘却曲線を理解する上で、もう一つ覚えておいてほしいことがあります。

それは、エビングハウスの実験で暗記対象として使われたのは「無意味な単語」であったということです。

一方、私たちが勉強などで暗記する必要があるのは「単語」「漢字」「用語」など「意味のあるもの」であることがほとんどですよね。

そのため、エビングハウスの忘却曲線は、より覚えづらい「無意味な単語」を暗記した場合に出た数値であることを覚えておきましょう。

キツネさん

つまり、勉強で意味のあることを覚える場合は、この忘却曲線よりはもう少し節約率が高くなると考えればいいってことですね!

エビングハウスの忘却曲線からわかること

誤解を正したところで、このエビングハウスの忘却曲線からわかることを整理してみましょう。

彼が行った実験や、そのグラフからわかるのは「時間が経つにつれて記憶は失われていく」ことだけにとどまりません。

正しく解釈して、忘却曲線を勉強にフル活用できるようになりましょう。

素早い復習が大切

一度時間をかけて覚えたとしても、時間が経てば少しずつ忘れてしまうのは仕方がないことです。

そこで大切になる「覚え直し」をいかに効率よく行うかを考える際に、忘却曲線を参考にしてみましょう。

10分で覚えた内容を覚え直す場合
  • 60分後に復習
    ⇨44%の節約率(5.6分)で覚え直せる
  • 1日後に復習
    ⇨34%の節約率(6.6分)で覚え直せる
  • 6日後に復習
    ⇨27%の節約率(7.3分)で覚え直せる

忘却曲線によると、このように素早く復習すればその分「覚え直しにかかる時間」を節約できます。

逆に復習までに時間が空いてしまうと、1回目の暗記とほぼ同じくらいの時間が覚え直しにかかるようになるということです。

繰り返し復習することで長期記憶になる

キツネさん

短いスパンで復習しても、その後すぐに忘れてしまうのが怖いなあ……

もちろん、素早く復習を行ったからといって、二度とそれを忘れなくなるということはありません。

細かく復習を繰り返すことで、長期的に記憶を保っていくことができ、例えば1ヶ月後でも安定して記憶に残すことができるようになります。

さらに繰り返し復習すると考えたとき、覚え直し1回にかかる時間は短い方がいいですよね。

つまり、忘却曲線を参考に素早い復習を繰り返すことで長期記憶として定着させることができるようになります。

エビングハウスの忘却曲線を勉強に活用しよう

では、このエビングハウスの忘却曲線を勉強に活用する具体的な方法を解説していきます。

定期テストや受験、または資格試験などの計画的な学習が必要な場面において特に役立つので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 勉強スケジュールに「反復する時間」を組み込む
  2. 複数回に分けて覚える
  3. 復習は適切なタイミングで行う
  4. 忘却曲線を活用したアプリも使ってみる

勉強スケジュールに「反復する時間」を組み込む

まず、勉強計画を立てる際に忘れがちなことが反復する時間をスケジュールに入れることです。

エビングハウスの忘却曲線から「記憶を定着させるためには復習や反復が欠かせない」ことがわかりました。

しかし「覚えるページ数を日割りする」という形でスケジュールを組んだ場合など、ついつい復習時間を確保し忘れることが多いです。

計画を立てるときには、復習や反復の時間も十分に確保した勉強スケジュールを立てるようにしましょう。

複数回に分けて覚える

「一度に長い時間をかけて一通り覚えきる」勉強の仕方は、あまりおすすめしません。

前回の学習から次の復習までに時間が開いてしまい、毎回復習する際に極端に時間がかかって非効率だからです。

そこでたくさんのことを覚える際には、以下の例のように短時間ずつ複数回に分けて覚えていくことをおすすめします。

  1. まずは10分で1ページ分の単語を覚える
  2. 時間を空けて前ページの復習+新しい1ページを覚える
  3. さらに時間を開けて前2ページの復習+新しい1ページを覚える

このように細かく分けて「復習+新しいことを覚える」を1セットにして繰り返すことで、復習の時間を上手に節約して効率よく進めていくことができます。

復習は適切なタイミングで行う

キツネさん

細かく分けて学習するとして、復習するタイミングはいつがいいのでしょうか?

復習の適切なタイミングを考えるときこそ、エビングハウスの忘却曲線が役に立ちます。

グラフの横軸を参考に「1時間後」「1日後」「6日後」「1ヶ月後」のように、節約率が10%前後減るタイミングで復習を盛り込んでいくと良いでしょう。

こうして適切なタイミングで何度も復習を行えば、復習にかかる時間が短縮できるだけでなく、長期記憶として記憶を定着させることも見込めます。

忘却曲線を活用したアプリもおすすめ

最近では、エビングハウスの忘却曲線に基づいて、記憶の定着を手助けしてくれるアプリも登場しています。

忘却曲線で暗記アプリ - reminDO
  • 暗記したいことを「問い」と「答え」に分けて入力する
  • 忘却曲線に従い「忘れる直前のタイミング」で通知し、復習を促してくれる
  • 画像や音声なども入力でき、視覚や聴覚からも学習できる
  • 「覚えた」「覚えていない」も管理できる

引用:App Store

常に持ち歩いているスマホで、忘却曲線に基づいた学習スケジュールが管理できると心強いですよね。

「自己管理は難しい」「移動中などの隙間時間も利用したい」という方は、こうしたアプリの利用もおすすめです。

エビングハウスの忘却曲線はビジネスでも生かせる

勉強において大いに活用できるエビングハウスの忘却曲線ですが、実はビジネスの現場でも取り入れることができます

例)新人研修や社内教育に取り入れる場合

  • 内容を短時間・複数回に分けて行う
  • 毎回復習する時間を設ける
  • 時間を空けてメールや社内報でリマインドする

ビジネスシーンでも「相手に長期的に覚えておいてほしいこと」また「自分で覚えておきたいこと」はたくさんあるはずです。

そんな場面ではぜひ、エビングハウスの忘却曲線を生かした「素早く」「繰り返し」「適切なタイミング」を意識した復習を取り入れてみましょう。

まとめ

エビングハウスの忘却曲線に対して「内容を誤解していた」「ただの知識の一つになっていて活用できていなかった」という方も多いかもしれません。

しかし、正しい解釈や具体的な活用法を知れば、勉強やビジネスの場面で効果的に活用することができます。

今回の記事を参考に、エビングハウスの忘却曲線の考え方を、勉強計画を立てる際などに積極的に取り入れてみてくださいね。

記憶術を取り入れてみるのもおすすめ

どうしても記憶力が上がらない...という人には、記憶術を試してみるのもおすすめです。

「記憶術」と聞くと少し怪しいイメージや、小手先のテクニックのイメージを持つ方もいるかも知れません。

しかし、人間が何かを記憶する際には決まった法則があり、その法則を1つずつ紐解いて、最適化された方法が記憶術です。

つまり、怪しい妖術ではなく、科学的に裏打ちされた記憶力をアップさせる方法が「記憶術」なのです。

宮地式記憶術では、期間限定で無料動画教材を公開しています。

無料動画だけでもかなり勉強になるので、「記憶力を少しでも上げたい」と思っている人は見てみてください。

記憶術を見てみる

キツネさん

サービスは全て無制限で0円で講座を見れるので、興味が少しでもあればおすすめです!
記憶力が上がる有料講座を無料で公開中!
記憶術講座を無料で見る
記憶力が上がる有料講座を無料で公開中!
記憶術講座を無料で見る